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【阿賀野市の避難所運営体制強化に向けた取り組み】

【職員研修から現場での確認まで】

年度の始まりには、避難所担当職員向けの研修を実施しました。この研修では、避難所運営の基礎知識や、実際の被災地における避難所の現状と課題を共有し、職員一人ひとりが当事者意識を持って災害に備えることの重要性を伝えました。

 

そして8月には、市内の指定避難所を対象に、危機管理課と担当職員の皆さんと共に現地確認を行いました。

【主な確認内容】

初動対応マニュアルの見直し: 鍵の開錠から備品の確認、受付の設置場所、避難者を受け入れるまでの具体的な手順を確認する、初動マニュアルを作成しました。

現地での初動手順確認: 避難所ごとに異なる設備や状況を踏まえ、実際の動きをシミュレーションすることで、マニュアルだけでは把握できない課題を洗い出しました。

 

阿賀野市では、担当職員が実際に避難所の現地に出向き、初動の確認を行うのは今回が初めてでした。日頃の業務で手一杯な中での活動でしたが、現場でしか得られない多くの気づきがあったと思います。


【現場で見えた課題と今後の展望】

現地確認では、どの避難所でも共通の課題が見えてきました。特に、学校施設などでの使用可能スペースの確保や、車で避難する方が多いと想定される地域性から、駐車スペースの確保・誘導が大きな課題として挙がりました。

これらの課題は、災害発生時の混乱を避けるために、事前に対応策を検討しておくことが非常に重要です。今回、担当職員が自らの目で現状を確認し、課題を認識したことは大きな一歩です。

災害時は限られた職員数で避難所運営を行うために、地域住民の皆さんと協力できる体制づくりも今後進めていきたいと考えています。

 

引き続き、阿賀野市の防災力向上に向けて、伴走型の支援を続けていきます。